図7、グラスハープのハンマーダルシマのコラボ・コンサート:
2002年12月14日、国立科学博物館本館2階講堂にて。自作したハンマーダルシマを演奏する前嶋氏(右)とグラスハープ4号機を演奏する佐々木本人(左)。
5、グラスハープ復活の契機
その後国立科学博物館に職を得て、30数年があっという間に過ぎた。博物館での仕事は、科学技術に関する歴史的資料の収集と調査研究で、時計資料、特に江戸時代に製作された機械時計「和時計」が私の所掌する分野だった。もともと大学の専門が物理学だったので、グラスハープは原理的に大変興味のあるテーマで取り組みたい気持ちはあったが、博物館の調査研究他の業務で忙しく、ずっとそのままになっていた。
その後国立科学博物館に職を得て、30数年があっという間に過ぎた。博物館での仕事は、科学技術に関する歴史的資料の収集と調査研究で、時計資料、特に江戸時代に製作された機械時計「和時計」が私の所掌する分野だった。もともと大学の専門が物理学だったので、グラスハープは原理的に大変興味のあるテーマで取り組みたい気持ちはあったが、博物館の調査研究他の業務で忙しく、ずっとそのままになっていた。